夏が近づいて来るとともに、赤痢発病の季節もやって来た。
赤痢は北京市でよく見られる発病率の高い胃腸伝染病の一つである。毎年の4~10月は発病期、8月と9月は発病ピークである。統計によると、近年北京市の赤痢発病率は年々低下しているが、毎年の発病率は乙類伝染病の首位であり、また、2008年赤痢発病24,823例、甲、乙類伝染病の48.56%を占めていることが分かった。したがって、赤痢は依然として北京市民の健康を損なう主な伝染病とも言える。
赤痢とは赤痢バチルスによる胃腸伝染病である。主な症状は下痢、臨床では、発熱、腹痛、下痢、水っぽい便、膿血便が良く見られる。中毒型赤痢の急性発病のときに、高熱、感染性ショック、膿水腫、呼吸衰弱などの症状があって、酷い場合は命まで脅かす。
赤痢の伝播ルートは主に四つがある。
一は食物型の伝播。清潔ではない果物や、野菜を食べてしまった。
二は水型の伝播。赤痢患者と赤痢バチルス携帯者の糞便を適切処理しなかったため、水源が汚染されてしまい、そして、消毒せずに汚染された天然水、井戸水、自来水を飲むと、爆発的な流行となる。
三は日常生活接触型の伝播。主に手で伝播する。例えば、赤痢バチルスに汚染されたテーブル、おもちゃ、ドアの手すり、バスの手すりなど触ってから、キチンと手を洗わずに、食べ物を持って食べたり、お子さんは指を口に入れたりすると、ばい菌は口の中に入ってしまう。
四は蚊、蝿に汚染された食べ物を食べてしまう。
「病気は口から入る」とのことわざのように、赤痢などの胃腸伝染病は全部「便―口」との形で伝播しているため、清潔を保つのは赤痢防止の最も有効的な方法である。したがって、食事の前や便の後はチャント手を洗うこと、生の野菜や果物を食べるときにきれいに洗うこと、生の水を飲まないこと、生や冷たいものを少量に食べること、環境衛生や個人清潔を大切にすること、蚊、蝿など赤痢を伝播する害虫を消滅することは極めて重要である。
下痢くらいなら病院行かなくてもいい、抗生物類薬を飲めばいいと思う方は多いのようである。しかし、抗生物類薬をあまり飲むと、体内ばい菌は抗生物を慣れてしまい、薬の効果が出なくなることも十分あるため、下痢のときに、自分勝手に抗生物類薬を飲まないで、病院へ診察を受けるように勧める。
北京市衛生局は、全市335箇所の胃腸診察所に、「4月1日から全面診察科開始、下痢は必ず検査、伝染病は必ず報告」と指示した。これと同時に、市衛生局は、健康教育の強化、胃腸伝染病知識の普及、飲食業への衛生監督の強化などの措置も起動した。
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